.オプト脱税:08年、笛吹市に5000万円寄付 県と市2億7900万円助成 /山梨

.オプト脱税:08年、笛吹市に5000万円寄付 県と市2億7900万円助成 /山梨

◇太陽光発電設置に利用、市幹部「頭痛い」
法人税約5億円を脱税したとして会長の田原貞良容疑者(67)らが法人税法違反容疑で逮捕された太陽光発電用部品製造会社「オプト」(都留市)が、08年に笛吹市に5000万円を寄付し、市はこれで市役所に太陽光発電装置を設置していたことが、市関係者への取材で分かった。

また、県と同市は08年、同社に総額約2億7900万円の助成金を交付していた。今年度も同社と子会社に計約10億4400万円が交付される予定で、交付の停止などについて検討される見込みだ。

市関係者などによると、太陽光発電ブームを追い風に業務拡大を続けていた同社は、05年に笛吹市内に子会社「笛吹」を設立しており、市内では優良企業と評価されていた。08年の助成金交付決定後、田原容疑者は「環境分野に使ってほしい」と5000万円を市に寄付。市はこれを全額、08年度補正予算に計上し、市役所南館屋上に太陽光発電装置を設置する費用に充てた。
 
ある市幹部は「昨年田原会長に会ったら『国税(局)が入った』と忙しそうにしていた。まさか、こんな事態になるとは。市としては感謝しているところも多い会社で、頭が痛い」と話す。
 
県の助成金は「産業集積促進助成金制度」によるもの。県内に工場を設置した企業に対し、製造業の場合は、土地や建物など投下固定資産額のうち、土地取得費を除く額の10%を補助する。市にも同様の制度がある。
 
関係者によると、田原容疑者は精密部品製造会社を経営していたが、倒産したため88年にオプトを創業。実質的な経営者だった。甲府地検と東京国税局は田原容疑者が所得隠しなどを指示していたとみて捜査している。

編集後記
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